自分でマスターできると便利な斜め包み

斜め包みの包装は慶事などフォーマルなときにも使われていて、
見た目にもきれいな包装です。

自分ではうまくできないと思うでしょうがそう難しくはありません。

箱を正面を上向きにして紙の右下の角から少し上の部分に置き、
手前の紙を折り箱の上にかぶせます。

ここで左角が紙に隠れて2cmくらいの余裕ができるようにします。
箱の角に合わせて、紙を谷上に内側へひだを作るように押し込み、
左側の紙を上に立ち上げて、箱の左角に合わせていきます。

左側の紙を上にかぶせ、紙を引っ張りながら半分包んだ
箱を転がして織り込んでいき、箱の底面を上にして
たるみがないようにします。

残りの部分を箱にかぶせ、箱の対角線を基本に
紙の端が外に出ないように内側に折込んで
中心の一箇所にテープを張ると完成です。
このような文化も風呂敷から発展したものかもしれません。

風呂敷の斜め包み

内側に織り込んだ紙を上手に調整すると斜め包みがうまくできます。

ちなみに、海外の方々は、この日本人の高い
包装技術におどろくようです。

百貨店で包装しているところで、ムービーを撮っていたり…
なんて姿も見かけるほど。
確かにあの美しくてスピーディーな包装は日本人でも感動します。

折り紙にしても、こういった手先の器用さが日本人特有の部分なのかもしれません。
それが風呂敷にも活かされているのです。

折り紙の源流「折紙礼法」とは?

折形礼法というのは、古くから日本人が大切にしてきた
相手のことを思う心というものを形にした礼法のことで、
由緒正しい日本における伝統とされているものであり
およそ600年ぐらいの歴史があるものとされています。

折る作法

日本の古い資料によると、その原型はもうすでに鎌倉時代に誕生しており
室町時代になると、足利義満により武家の独自の礼法として制定がされたものです。

江戸時代になるころには、和紙が安い値段で大量に普及したことから
国内に広められたものとされていて、江戸時代においては
読み書きそろばんなどの勉強をする寺小屋において普及されるようになり、
その後の大正時代の初期までは一般教養の必須項目で
学校で学ばれていたものとされています。

一般教養の必須項目としてのものは、一般教養の必須項目からは
なくなったものの、折形礼法の第一人者である礼法学者の
山根章弘(やまねあきひろ)によって、戦後は日本国内に伝えられたとされています。

布である風呂敷ならではの包む楽しさ

風呂敷は形を自由に決められるため、単純な包み方だけではなく
飾りとしての少し上級者向けの包み方もあります。
こういった包み方が習得できると、贈り物をするときや
ちょっとしたお土産の包装としても代用できるので非常に便利です。

日本の伝統をこういった色々な場面から守っていきたいものですね。

最近では特に印刷技術も高まってきているため、高度なデザインの表現が
より鮮明にできるようになってきています。

布ならではの温かみを感じる色彩の良さを、風呂敷で楽しんでみてはいかがでしょうか。